下腹と骨盤の関係

ダイエットや体調改善の観点から、最近特に注目されている骨盤のゆがみ。

骨盤のゆがみは新陳代謝の低下や生理痛、肩こり、腰痛、下腹の張りなどの
原因になる、と言われています。

骨盤を整えるエクササイズは、今や大人気ですよね。

骨盤がゆがむ主な原因は、姿勢の乱れ、筋力の低下、日頃のクセに
あるのだとか。イスに足を組んで腰かける、横座りをする、片足に
重心をかけて立つ、バッグをいつも同じ側の肩にかける、電話を肩と
耳にはさんで会話する…といった何気ない動作や運動不足、足に
合わない靴でも無理して履いてしまうことなどが、ゆがみを生じさせます。

骨盤がゆがむと内臓をきちんと支えることができなくなり、
重力に従って腸などの内臓が下がってきてしまいます。

その為、下腹がふくらんでぽっこりになってしまうのです。

しかも腸の下垂は便秘の原因になりますので、さらに下腹が張ってしまう
可能性も・・・。

特に女性は男性に比べ筋力維持が難しいうえ、子宮や卵巣など臓器の量が
多いので、内臓下垂が起きやすいと言われています。また、出産を機に
骨盤がゆがんでしまうこともありますし、ホルモンの影響で比較的便秘に
なりやすいという事情も抱えています。

「全体的に痩せているのに下腹だけ出ている。病院の検査では異常なし」

という女性の場合、そこには骨盤のゆがみと内臓下垂、さらに便秘という
三重の原因が隠れているのかもしれません。

ゆがみを正して、腸も下腹もすっきりさせたいですね。