下腹と猫背の関係

下腹が出ている人の姿勢を見ていると、ある身体的特徴に気づく
ことがあります。それは背中が丸まり、顎が前に出た猫背の姿勢。

下腹が出ていると同時に、猫背にもなっているという方、
意外と多いのではないでしょうか。

内臓を支える筋肉が弱くなると、内臓が下垂して下腹がふくらんで
しまいます。そうなると体の重心が本来よりも前方に移動してしまい、
体は猫背になることでバランスを取ろうとするのだとか。

また反対に、猫背が内臓下垂を誘発するとも言われています。
猫背でいると、下腹の筋肉が常に緩んだ状態になってしまい、
内臓下垂の原因になってしまうのです。

いずれにしろ、猫背と下腹のぽっこりは、悪い意味で密接な関係に
あると言えるでしょう。実はこれと同じことが、猫背と骨盤のゆがみ
についても言われているのです。

下腹と骨盤の関係でも触れましたが、骨盤のゆがみもまた、
下腹が出てしまう原因の一つなんですよね・・・。

骨盤は二足歩行をする人間にとって、動きの要ともいえる部分。

ここがゆがむと、その上に位置している背骨がバランスを欠き、
結果的に猫背になってしまうことがあるそうです。

一方猫背で背が丸まり、胸がせばまっていることが原因で骨盤が開く、
という指摘も。相互に影響し合っているのですね。

しかし片方の不調がもう片方に影響するなら、片方を調整し
治していくことで、もう片方の改善にもつながるはず。

特に要である骨盤の調整には、大きな効果が期待できそうです。

適切な筋トレと合わせて、行えると良いですね。